画像はserebii.net様より引用
コンテンツ
1.はじめに
今回はピジョットの考察です。なお、「聖フランチェスコの生涯」とかを描いたルネサンスの先駆者の考察ではないです。(このネタは通じるんでしょうか?)
2.基本データ
特性1:鋭い目
特性2:千鳥足
隠れ特性:鳩胸
メガ特性:ノーガード
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
ピジョット | 83 | 80 | 75 | 70 | 70 | 101 | 479 |
メガピジョット | 83 | 80 | 80 | 135 | 80 | 121 | 579 |
3.考察
3-1.種族値
ピジョットの耐久は並程度、攻撃・特攻は低く、素早さは高く100族を抜けます。速くて耐久はまずまずだけど、火力が足りないポケモンという評価に落ち着きますね。
メガピジョットはピジョットの課題である火力の強化がなされています。攻撃種族値は上昇していませんが、その分で特攻が70から135へと65も上昇しており、高火力のアタッカーに分類されます。耐久も若干上昇し、素早さに関しても120族までを抜けるようになります。メガピジョットは特攻と素早さに優れ、耐久もまずまずという評価が妥当でしょう。
3-2.タイプ
いまひとつ:草・虫
効果無し:地面・ゴースト
弱点が3タイプと少ないものの、その分で半減も草・虫の2タイプしかありません。しかも弱点のタイプはメジャーな一方で、半減のタイプはマイナー気味です。草タイプのポケモン・草技を扱うポケモンは一定数いますが、虫タイプのポケモン・虫タイプ以外で虫タイプの技を使うポケモンはほとんどいません。
しかし、無効となるタイプが地面・ゴーストの2タイプもある点は非常に魅力的です。具体的には、全体攻撃技の地震を撃つポケモンは多く、メガガルーラに相性が良いゴーストタイプのポケモンやカプ・テテフやクレセリアの弱点を突けるゴースト技の需要は高いので、地面・ゴースト無効はおいしいですね。
まとめると、ピジョットは半減が少ないものの、弱点が少なくて無効タイプが2タイプもあり、タイプ相性の観点では中の上くらいでしょうか。
3-3.特性
千鳥足:混乱状態のとき回避率が上がる。
鳩胸:相手の技・特性で防御が下がらない。
ノーガード:互いの技が命中率・回避率に関係なく必ず命中する。
鋭い目はあれば便利な特性ですが、敢えて採用したいと思うほどの効果ではないです。対戦中に命中率が下がったり、相手のポケモンが回避率を上げることはありますが、たまにあるという程度であり、毎回役立つような特性ではありません。
千鳥足も無いよりは有ったほうが良いというレベルの特性ですね。混乱状態にかけられないようにするのがベストであり、混乱状態になってしまったときの保険にしかなりません。当然、自分から混乱状態になるのもNGですね。
鳩胸は効果自体は便利ですが、防御を下げる技は多くないため、汎用性が低いです。追加効果で特防を下げる技はシャドーボールやラスターカノンなどけっこう多いですが、それに比べると追加効果で防御を下げる技はあまり無いので、鳩胸が有って助かったと思うことは少ないでしょう。
鋭い目・千鳥足・鳩胸から選択するのであれば、個人的には一番役立つ場面が多いと考えられる鋭い目が良いと思います。
メガピジョットの特性のノーガードは、ある意味で鋭い目の強化版みたいな特性ですね。鋭い目が管轄している命中率ランク・回避率ランクだけでなく、管轄外の技のもともとの命中率に関係なく、ノーガードは必中となります。そういうと、鋭い目の完全上位互換みたいな感じがしますが、相手から自分への技も必中になるというデメリットもあります。メガピジョットの場合のノーガードによるメリット・デメリットを具体的に考えてみると、タイプ一致技の暴風を外さないのがメリットで、弱点の岩雪崩・ストーンエッジ・吹雪・雷が必ず当たるのがデメリットでしょうか。ノーガードのメリットだけを押しつける戦いができるかはプレイングや構築に関わるので、扱いが難しい特性だと思います。
3-4.技
有用そうな攻撃技:電光石火、恩返し、騒ぐ、秘密の力、暴風、エアスラッシュ、ブレイブバード、ゴッドバード、鋼の翼、とんぼ返り、追い打ち、熱風
有用そうな変化技:追い風、フェザーダンス、オウム返し、羽休め、守る
*赤字は教え技、青字は6世代技マシンです。サンムーンでは覚えられません。
ピジョットは覚える技が少ないです。技の選択に悩まなくて済むというよりは、使いたい技が無くて困るという感じですね。特にピジョットは高威力のノーマルタイプの特殊技を覚えないので、メガピジョットのメインウェポンが暴風しかないことになります。威力という面だけなら、破壊光線や騒ぐが有りますが、どちらも癖が強くて使いにくいですね。
3-5.持ち物
ピジョットナイトが一般的です。メガピジョットを使う人は珍しいですが、更に非メガ進化のピジョット前提で使う人は珍しいからです。ピジョットナイト以外であれば、飛行Zやこだわりスカーフや気合いのタスキなどが良いと思います。飛行Zは一度だけ暴風の命中率不安を解消する、こだわりスカーフは何より意表が突ける、気合いのタスキは有ると安心、といったメリットが有ります。
4.育成例
4-1.メガ進化アタッカー型
性格:臆病
特性:ノーガード
持ち物:ピジョットナイト
技:暴風・目覚めるパワー氷・熱風・守る
努力値:H4、C252、S252
通常実数値:159-×-95-122-90-168
メガ実数値:159-×-100-187-100-190
与ダメージ計算
H252モロバレルを暴風で確定1発
H4ガブリアス、メガボーマンダを目覚めるパワー氷で中乱数1発
H252ナットレイにダブルダメージ熱風で8~9割のダメージ
非雨状態でも必中暴風を撃てるのがアイデンティティーですね。暴風は高火力ですが、サブウェポンの目覚めるパワーと熱風が低火力なのが痛いです。まともな技が暴風しかないといっても過言ではありません..。
4-2.仲間作りを覚えるポケモンにノーガードを渡す型
性格:臆病
特性:ノーガード
持ち物:ピジョットナイト
技:追い風・オウム返し・暴風・守る
努力値:H4、C252、S252
通常実数値:159-×-95-122-90-168
メガ実数値:159-×-100-187-100-190
型名が長い...。まず、仲間作りを覚えるポケモンが相手のどちらかのポケモンに仲間作りをします。次に、メガピジョットが味方のポケモンにオウム返しで仲間作りをして、味方のポケモンがノーガードになります。アイアントやジュゴンでノーガード一撃必殺を撃ちたいときにはこの手順を踏んでもらえば良いです。ただし、なまけには仲間作りが出来ないのでアイアントにナーガードを移す際には注意してください。
オウム返し以外のどれかを抜いて見破るを入れても良いです。ノーガード一撃必殺の際にハサミギロチンや角ドリルはゴーストタイプに通らなくて困るときがあるので、ゴーストタイプを見破ってしまいましょう。
5.終わりに
非メガ進化の通常ピジョットを活躍させる方法が思い浮かばなかったので、通常ピジョットの型を紹介出来ませんでした。通常ピジョットに対して、ほとんど需要がないので問題無いとは思います..。
~END~