【ウルトラサンムーン】シーズン9ダブルタイプ別技使用率【PGL統計】

1.はじめに

PGLの統計データを利用して、分析を行ってみようと考え、実践してみました。実際には、PGLのデータをまとめてあるPGL DATABASE 、Battle Spotという2つのサイトのデータを参考にしました。

シーズン9のダブルバトルの上位150体のポケモンのデータを分析対象としました。これは、(どうやって計算しているのか分かりませんが、)Battle Spotというサイトの推定使用率によると、シーズン9のダブルバトルで使用された全ポケモンの約96%をカバーしているので十分にシーズン9の環境を表しているデータだと思います。

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2.攻撃技のタイプ別使用率

2-1. 前置き

集めたデータから、攻撃技の使用率をタイプ別に求めてみました。

なぜ攻撃技限定なのかというと、変化技も含めてしまうと、まもるを含むノーマルタイプの技が1位になるのは容易に想像出来るので、あまり意味のない分析になってしまうからです。

分析の前処理として、各ポケモンの技の使用率が1%以下の技は除外しました。いわゆる変態型みたいなポケモンは、実際の環境を表す上でバイアスになるからです。(「非常に僅かに存在する変態型のポケモンも含めてこその環境である」という考えもあるかもしれませんが、ここでは議論しません。)

ポケモンに応じて技の分散が様々なのに、使用率が1%以下の技を一律に除外するというのは、統計的にあまり正しい手法ではないかもしれませんが、データの取り扱いやすさを重視してこの方法をとりました。

技の使用率に関しては、タイプt毎に以下の総和を取りました。

(ポケモンAの技wの使用率)×(ポケモンAの推定使用率)

ポケモンAとはランキングが1位~150位までのポケモンのことです。また技wはタイプtの技です。

スカイスキン、フェアリースキン、うるおいボイスに関しては、ノーマルタイプの(音)技をそれぞれ飛行・フェアリー・水タイプとして計算しました。

2-2.結果

(かなり見にくいですが、)結果は以下のようになりました。

物理技:特殊技=53.5 : 46.5 なので物理技の方が若干多く使われているようです。

物理技の平均タイプ別使用率は2.97%、分散は6.06

特殊技の平均タイプ別使用率は2.59%、分散は4.28

総合(物理+特殊)の平均タイプ別使用率は5.56%、分散は5.30

となっています。以下ではそれぞれの項目について詳しく見ていきます。

2-3. 総合トップ3

物理技と特殊技を併せた総合では、

1位 ほのおタイプ(9.81%)
2位 ノーマルタイプ(8.76%)
3位 フェアリータイプ(7.84%)

となりました。1位はほのおタイプでした!ガオガエン(1位)やメガリザ-ドンY(6位)の使用率が高く、サブウェポンとしてもほのおタイプの人気が高いことが考えられます。

2位はノーマルタイプがランクイン。ガルーラの使用率が6世代の時に比べて下がっているのに、2位というのには驚いた人もしれません。しかし実際には、ダブルバトル必須技のねこだましの影響だと思います。ガオガエン・ルンパッパ・ガルーラなど猫だましを覚えるポケモンのお陰ですね。また、実はめざめるパワーをノーマルタイプで判定しているのも要因のひとつでしょう。

3位はフェアリータイプ。実際には4位のあくタイプ(7.79%)と5位のかくとうタイプ(7.74%)が3位のフェアリータイプとほぼ同じ使用率です。タイプ相性的に3すくみのフェアリー・あく・かくとうタイプの使用率がほぼ同じというのは興味深いですね。

2-4. 総合ワースト3

それでは次に、総合ランキングのワーストを見てみましょう。

ワースト1位 ドラゴンタイプ(1.51%)
ワースト2位 飛行タイプ(2.04%)
ワースト3位 毒タイプ(2.83%)

ドラゴンタイプがぶっちぎりのワースト1位でした。ジャラランガくらいしかまともにドラゴンタイプの技を使うポケモンがいないのと、ドラゴンタイプのポケモンがそもそも少ないからだと思います。

ワースト2位は飛行タイプ。たしかに、ボーマンダやペリッパー以外では飛行タイプの技を採用することは少ないですね。というか、飛行タイプでまともな攻撃技が無いのが原因だと思います。

ワースト3位は毒タイプ。これもまともに使える技がヘドロ爆弾くらいしか無いのと、毒タイプのポケモンが少ないのが原因だと思います。

2-5.物理トップ3

次に物理技ランキングです。トップ3を見てみましょう。

1位 あくタイプ(7.15%)
2位 かくとうタイプ(7.03%)
3位 ノーマルタイプ(6.99%)

1位は総合ランキングでトップ3に入っていなかったまさかのあくタイプ。ガオガエンやバンギラスなど物理のあくタイプのポケモンに加えて、ランドロスなどがはたきおとすを覚えているのが要因だと考えられます。

2位はこれまた先ほどトップ3に入っていなかったかくとうタイプがランクイン。ランキング上位にはかくとうタイプのポケモンはいませんが、サブウェポンとしてけたぐりやばかぢからが人気だからでしょうか。

3位はノーマルタイプ。めざめるパワーのノーマルタイプ判定の影響が無くてもランキング入りすることを示してくれました。しかし、ねこだましだけでランキングに入っている気がします。

2-6.物理ワースト3

ワースト1位 ドラゴンタイプ(0.16%)
ワースト2位 でんきタイプ(0.31%)
ワースト3位 どくタイプ(0.51%)

ワースト1位はドラゴンタイプ。まあ、総合ランキングの結果を見れば予想通りでしょう。ガブリアス(41位)がもっと上位にいれば、結果も変わっていたかもしれないけど、ガブリアスでさえドラゴンクロー・げきりんの使用率がそれぞれ33%、23%なので厳しいと思う。

ワースト2位はでんきタイプ。物理でんきといえば、まともな技がないことで有名なので、この結果は順当だと思います。

ワースト3位はどくタイプ。フェアリー対策のサブウェポンとして、たまにどくづきとダストシュートを採用するくらいしか物理の毒技にお目にかからないのが原因ですね。

このワースト3タイプを足しても全体の1%にも達しないってことから、よほど使われてないことが分かりますね。

2-7.特殊トップ3

1位 フェアリータイプ(6.91%)
2位 ほのおタイプ(6.32%)
3位 みずタイプ(5.32%)

1位はフェアリータイプでした。コケコやテテフやメガサーナイトが要因だと考えられますね。

2位はほのおタイプ。メガリザ-ドンYが大きな要因でしょう。(だんだん分析が雑になってる。)

3位はみずタイプ。レヒレ・ペリッパー・ニョロトノ・ルンパッパなど雨パの皆さんのおかげでした。

この結果は天候パやフェアリータイプのポケモンの多さなどを考慮すれば、直感通りの結果だと思います。

2-8.特殊ワースト3

ワースト1位 むしタイプ(0.18%)
ワースト2位 いわタイプ(0.27%)
ワースト3位 あくタイプ(0.65%)

ワースト1位はむしタイプです。むしタイプの特殊技はむしのさざめきくらいしか優秀なのが無いのと上位にむしタイプのポケモンがいないのが原因だと考えられます。

ワースト2位は岩タイプです。個人的にはむしろワースト1位を回避したことが驚きです。パワージェムやげんしのちからを採用するくらいしか特殊の岩技を使うことは無いですよね。

ワースト3位はあくタイプです。物理で1位を取ってしまったことが原因かもしれませんね。物理の方であくタイプの技をたくさん使っていたら、パーティーバランス的に特殊ではあまり使わなくなるのが道理だと思います。

特殊のワースト3を足すとぎりぎり1%を越えるし、特殊技のトップ3の使用率もそれほど高くないので、物理技に比べて特殊技の方がタイプによる使用のばらつきが少ないと言えますね。

2.9 技使用率ランキング

タイプ視点ではなく、個々の技についても目を向けてみましょう。

トップ20位の技を調べてみました。(400%換算)

1位     まもる       64.50%
2位     ねこだまし     17.96%
3位     いわなだれ     15.69%
4位     おいかぜ      12.10%
5位     10まんボルト   11.81%
6位     フレアドライブ   11.79%
7位     じしん       11.55%
8位     ムーンフォース   11.11%
9位     トリックルーム   10.13%
10位    ねっぷう       9.63%
11位    ばかぢから      8.56%
12位    はたきおとす     8.09%
13位    とんぼがえり     7.65%
14位    アイアンヘッド    7.35%
15位    マジカルシャイン   6.90%
16位    サイコキネシス    6.88%
17位    だくりゅう      6.02%
18位    れいとうビーム    5.82%
19位    シャドーボール    5.51%
20位    かえんほうしゃ    5.31%

1位がまもるなのは当然だとしても、2位がねこだましなのは驚きですね。ねこだましを覚えるポケモンはあまり多くないと思いますが、それでも2位になるということは各ポケモンのねこだましの使用率がかなり高いということですね。

3位はみんな大好き(大嫌い)な岩雪崩ですね。怯みゲーが数値にもよく現れています。

4位はおいかぜ・10位はトリックルームとなっているところから、素早さ操作の重要性がよく分かると思います。

6位のフレアドライブはガオガエンの影響がかなり現れているのだと思います。先ほどのねこだましもガオガエンの影響を強く受けていると考えられます。

ここに挙げた技だけで400%中の239%にもなるので、対戦で使われている全ての技の50%以上がたった20個の技で占められているというのは驚きですね。

5.終わりに

今回はPGLの統計をもとに、ダブルバトルで使われている技について考察させていただきました。次回は持ち物について考察していこうと思います。

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