【ウルトラサンムーン】ダブルバトルにおける火力分布の推定【PGL統計】

1.はじめに

シーズン9ダブルバトルの火力分布を求めてみました!(また需要の無い記事を書いてますね…。)

なぜ今更シーズン9の考察をしているのかというと、この記事を書くのに一か月もかかってしまったからです(笑)。正直、めっちゃしんどかったです。途中で心が何度も折れました…。

すごい大変だったので最後まで読んでいただけると嬉しいです!

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2.手法

火力分布を求めるにあたって、まずは火力を以下のように定義します。

火力=ポケモンの攻撃(特攻)実数値×タイプ一致補正×持ち物補正×特性補正×ダブルダメージ(全体攻撃)補正

まあ、ポケモンをやっている皆さんからすれば、すんなり受け入れられると思います。

この分布を求めたいので、前の記事(タイプ別技採用率、持ち物使用率ランキング)と同様にPGLからシーズン9ダブルバトルのデータを収集しました。

ここからデータの整形をするのがものすごーーーーく大変だったんですが、誰も興味がないと思うので詳細は割愛します。

ただし、火力分布を求めるためには各ポケモンの攻撃(特攻)を知らないといけませんが、これだけは求めようがないので、以下の仮定を置きました。

物理(特殊)アタッカーの攻撃(特攻)努力値は196振りで固定

両刀アタッカーの攻撃・特攻努力値はそれぞれ124振りで固定

ただし、特攻がマイナス補正の性格のポケモンを物理アタッカー、攻撃がマイナス補正の性格のポケモンを特殊アタッカー、防御or特防がマイナス補正のポケモンを両刀アタッカーとします。

これはかなり強い仮定で現実から乖離していますが、モデルの求めやすさを重視しました。

なぜ196振りなのかというと、だいたい努力値平均がそれくらいになるのかなーと考えたからです。特にこれといった根拠はありません。

これらの仮定をもとに以下の結果を得ました。

3.結果

シーズン9ダブルバトルの火力分布はこんな感じです。

全体火力分布

縦軸:データ数
横軸:火力

メディアン(累積50%点)は19980、累積80%点は29640、累積90%点は35763となりました。これは、耐久指数がそれぞれ19980・29640・35763であれば50%・80%・90%の確率で相手の攻撃を1回耐えることが出来るという意味です。

例えば、HP実数値が200、防御実数値が100のポケモンであれば、物理耐久指数は20000なのでおよそ2回に1回は攻撃を耐えるということがわかります。

このポケモンの特防実数値が150だったとしたら、どれくらいの確率で相手の攻撃を耐えることができるでしょうか?もう少し厳密に見てみましょう。

物理火力分布

特殊火力分布

物理技のメディアンは18562、累積80%点は29640、累積90%点は33507
特殊技のメディアンは20475、累積80%点は30060、累積90%点は37440
となりました。

したがって、HP実数値が200、防御実数値が100、特防実数値が150のポケモンの場合、物理耐久指数は20000、特殊耐久指数は30000になるので、物理技は50%強・特殊技は約80%の確率で耐えることが出来るといえますね。

しかし、現実にはタイプ相性があるため、物理(特殊)耐久指数が等しいポケモンであっても、タイプが異なれば相手の攻撃を耐える確率も当然異なります。

例えば、耐性が最多のレアコイル(無振りで物理耐久14375)の方が、弱点が7つもあるユキノオー(無振りで物理耐久15675)よりも、(物理耐久指数で言えばユキノオーが上にもかかわらず)レアコイルが上の感じがすると思います。

というわけで、次に個別のポケモンの事例を見てみましょう。

4.個別の事例

4-1.ガオガエンの場合

タイプ相性を考慮した、ガオガエンが直面している物理火力分布

タイプ相性を考慮したガオガエンが直面している特殊火力分布

物理技のメディアンは16200、累積80%点は38700、累積90%点は47040
特殊技のメディアンは15480、累積80%点は33120、累積90%点は46776

努力値をH252・B140とすると、HP実数値が202、防御実数値128なので、物理耐久指数が25856となります。このとき、威嚇込みで約80%の確率で物理技を耐えることが出来るといえます。更に特防が無振りであっても、突撃チョッキを持たせた場合、約80%の確率で特殊技も耐えることが出来るようになります。

ガオガエンの硬さが数値の上からでもわかりますね。

4-2.カプ・レヒレの場合

次にカプ・レヒレの場合を見てみましょう。

タイプ相性を考慮した、カプ・レヒレが直面している物理火力分布

タイプ相性を考慮した、カプ・レヒレが直面している特殊火力分布

物理技のメディアンは12540、累積80%点は24660、累積90%点は35520
特殊技のメディアンは16830、累積80%点は36960、累積90%点は51480

先ほどのガオガエンと比較してみると、ガオガエンの物理(16200,38700,47040)の数値よりもカプ・レヒレの物理の数値(12540,24660,35520)が低いので、名目物理耐久指数(今名付けました)はカプ・レヒレの方が高いといえます。

一方でガオガエンの特殊(15480,33120,46776)の数値よりもカプ・レヒレの特殊の数値(16830,36960,51480)の方が高いので、名目特殊耐久指数はガオガエンの方が上ですね。

努力値をH252、B28とすると、物理耐久指数が24603になり、約80%の確率で物理技を耐えられるようです。一方で、特防特化だったとしても特殊耐久指数は35400なので、特殊技を80%以上の確率で耐えることは不可能なようですね。

実質的には、カプ・レヒレは特殊耐久よりも物理耐久の方が高いポケモンだと分かりました!

4-3.バンギラスの場合

最後にバンギラスの場合を見てみましょう。

タイプ相性を考慮した、バンギラスが直面している物理火力分布

タイプ相性を考慮した、バンギラスが直面している特殊火力

物理技のメディアンは18562、累積80%点は61020、累積90%点は84708
特殊技のメディアンは22061、累積80%点は43920、累積90%点は55282

ガオガエン、カプ・レヒレと比較してみると、バンギラスは累積点での数値が大きいので、物理・特殊ともに、名目物理・特殊耐久は低いと言えますね。これはバンギラスは弱点が多いからです。

メガバンギラスの場合は、努力値をH252、D36とすると、砂補正込みで特殊技を80%の確率で耐えられますが、物理はどうあがいても80%以上の確率で耐えることはできません。とはいえ、4倍弱点の格闘タイプがあるにもかかわらず、特殊は8割耐えるのはやばすぎですね。

5.終わりに

今回は3体のポケモンしか火力分布について考察しませんでしたが、いくつものポケモンについて考察することによって、実質耐久指数についての考察が可能になりますね。

いくら素の耐久ステータスが高くても、バンギラスのように弱点が多いと実質耐久は低くなります。このように、ステータスだけでなくタイプ相性も加味した耐久指標である、実質耐久指数を作ることによって、より実戦で勝てるポケモンを選抜できると思います。

次回はレート上位30体のポケモンについて、実質耐久指数を算出してみます。お楽しみに!

END

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