【ウルトラサンムーン】素早さと耐久のトレードオフについて【戦略記事】

1.はじめに

今回は半年前くらいに書いた「ダブルバトルの有利対面について」をもう少し考察していこうと思います。まーた需要のない自己満足記事を書いてしまい誠に申し訳ありません笑。

今回考えていきたいことは、「速攻系のポケモンと耐久系のポケモンのどちらが強いのか?」という古典的な内容です。身も蓋もないことを言ってしまえば、速くて硬い(高種族値)ポケモンが最強な訳ですが、速さと硬さのどっちが大事なのかを調べるのはとても大切なことだと思うのです。はい。

2.調査

有利対面の記事から数値を引用して調べてみましょう。と、その前に、今後の表記について説明しておきます。
自分のポケモン(A,B)と相手のポケモン(C,D)の行動順を【Aの行動順,Bの行動順,Cの行動順,Dの行動順】で表すことにします。例えば、【1,4,2,3】だったら、自分のポケモンのAが一番に行動し、次に相手のポケモンのC,Dが行動、最後に自分のポケモンのBが行動するということですね。
次に、「XがYに確1」という表記は、「XがYを確定1発で倒すことができる」という意味です。例えば「サンダースがコイキングに確1」というのは、「サンダースがコイキングを確定1発で倒すことができる」ということです。コイキングがかわいそうですね。
それでは前準備が済んだということで、「速いポケモン」と「硬いポケモン」のどちらが強いのか検証してみます。具体的には、Aの状態(速さ・硬さ)は固定して、Bの状態を変化させることで勝率がどう変化するのか見ます。

2-1.ケース1

まずはBが「速いポケモン」の代表例として以下の場合を考えます。
行動順が【1,2,3,4】
AがCに確 1 ,Dに確 1 BがCに確 1 ,Dに確 1 CがAに確 1 ,Bに確 1 DがAに確 1 ,Bに確 1

Bは素早さが高いので2番目に動くことができますが、その反面耐久は低いのでC・Dに1発で倒されてしまいます。
このとき、有利度は50.37らしいです。(有利対面の記事から引用。)

次にBが「硬いポケモン」の代表例として以下の場合を考えます。
行動順が【1,4,2,3】
AがCに確 1 ,Dに確 1 BがCに確 1 ,Dに確 1 CがAに確 1 ,Bに確 2 DがAに確 1 ,Bに確 2

Bは素早さが低く最後に行動することになってしまいますが、C・Dの攻撃を1発は耐えます。(集中砲火された場合は倒されてしまいます。)
このとき、有利度は50.4らしいです。

比較してみると、50.37と50.4なのでほぼ同じ勝率だということがわかりました!実際には、急所や技の追加効果など別の要素を考慮してみると、「速いポケモン」のほうが有利な気がします。そもそも、この場合は前者だったら勝率が100%(A,BがC,Dを縛っている)ので考えるまでもないですね…。

2-2.ケース2

まずはBが「速いポケモン」の代表例として以下の場合を考えます。
行動順が【1,2,3,4】
AがCに確 1 ,Dに確 2 BがCに確 2 ,Dに確 2 CがAに確 1 ,Bに確 1 DがAに確 1 ,Bに確 1

AはCを1発で倒すことはできますが、Dには耐えられてしまいます。Bは速さが売りですが、C・Dのどちらも1発で倒すことはできません。相手の安定行動は「Cが守る、DがAを倒す」(縛りの解除)だと考えられるので、「Aが守る、BがDを攻撃する」を選択するのが正解でしょうか?しかし相手がそれを読んで、「Cが守る、DがBを倒す」を選択するかもしれません。これを読んで、こちらがDに集中砲火した場合、Cを動かされていたら負けですね。うーん、難しい。
このとき、有利度は-6.97らしいです。値がマイナスなので不利な状況ということですね。

次にBが「硬いポケモン」の代表例として以下の場合を考えます。
行動順が【1,4,2,3】
AがCに確 1 ,Dに確 2 BがCに確 2 ,Dに確 1 CがAに確 1 ,Bに確 1 DがAに確 1 ,Bに確 2

Aの状態は固定して、Bは行動が最後の代わりにDの攻撃を1発耐え、逆にDを1発で倒せるようになった状況を考えてみます。(BとCの関係はさっきと同じです。)相手の安定行動は「Cが守る、DがAを倒す」だと考えられるので、「Aが守る、BがDを倒す」を選択するのが正解でしょうか?しかし、相手がそれを読んでCを動かしてきた場合は負けてしまいますね。これまた、難しい。
このとき、有利度は-11.98らしいです。相変わらず不利な状況ということですね。

比較してみると、-6.97と-11.98なので、この場合は「速いポケモン」のほうが勝てる確率が高いということがわかりました!

後者の場合で、「BがCの攻撃を1発耐える」(ただし、BがCを1発で倒すことはできない)と条件を変化させた場合はどうなるのでしょうか?具体的には以下のようになります。
行動順が【1,4,2,3】
AがCに確 1 ,Dに確 2 BがCに確 2 ,Dに確 1 CがAに確 1 ,Bに確 2 DがAに確 1 ,Bに確 2

その場合、有利度は-4.81らしいです。やっぱり不利な対面ではありますが、「速いポケモン」の場合よりも数値が大きくなったので、この場合は「硬いポケモン」の方が勝てる確率が高いことがわかりました!

今までの2つのケースから考えてみると、行動が最後となる「硬いポケモン」を使うなら、相手の両方のポケモンの攻撃を耐えるようにしないと、「速いポケモン」と同程度の勝率は得られないようです。専門用語でいうなら、「行動が最後のポケモン」は少なくとも一方のポケモンに「縛られている」状況だと負ける可能性が高い、ということですね。

2-3.ケース3

ケース2の場合で、「硬いポケモン」Bの行動順が3番目だったらどうなるでしょうか?

行動順が【1,3,2,4】のとき
ケース2のもとの場合の有利度は-2.39、ケース2の最後の場合の有利度は17.74になるようです。

行動順が【1,3,4,2】のとき
(AがCに確 2 ,Dに確 1 BがCに確 1 ,Dに確 2 CがAに確 1 ,Bに確 2 DがAに確 1 ,Bに確 1
AがCに確 2 ,Dに確 1 BがCに確 1 ,Dに確 2 CがAに確 1 ,Bに確 2 DがAに確 1 ,Bに確 2)

ケース2のもとの場合の有利度は-1.2、ケース2の最後の場合の有利度は2.63になるようです。

(17.74と2.63のどっちかが間違っている気がしますが、本質とは関係ないのでおいておきます。)

行動順が3番目の場合は、片方のポケモンに縛られていたとしても、この場合「速いポケモン」よりも勝率が高くなることがわかりました!まあ、ケース2の「速いポケモン」は、CもDも倒すことができないので、役割を持っていないんですよね。したがって、行動順が3番目の場合は「行動する前に倒されるリスクをもっているとしても、相手を倒せるポケモンの方が強い。」と言えるのではないでしょうか。

3.結論

素早さが高いとしても、相手のポケモンを倒せないなら、あまり強くない。

素早さが低いポケモンであっても、相手2体のポケモンの攻撃を耐えて、逆に倒せるポテンシャルを持っているなら、けっこう強い。

役割を持っている(片方のポケモンを1発で倒せる)、かつ、そのポケモンが行動できる保証があるなら、そのポケモンはけっこう強い。

これらの結論は、検証しなくてもわかることだと言われればそれもそうなんですが、パーティーを組む際の目安になるのは間違いないと思います。素早さと耐久のトレードオフで迷った際には参考にしてみてください。

4.終わりに

今回の検証では、素早さ操作・全体攻撃・特性・交代などの要素を考慮していません。当然、そのような点から実際のポケモンバトルを正確に捉えた考察を行えてはいないと思います。しかし、確定数と素早さ順という、たった2つだけの要素だけでも、割とちゃんとしたモデルが組めるんだということをわかってもらえれば嬉しいです。まあ、実際の対戦では正確な確定数が分からないんですけどね笑。

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